久しぶりの更新です。
日々の活動は「FP栗本の幸せ日記」にて平日毎日の更新をしていますので、そちらの方もチェックしていただけますと幸いです。
さて、現在私はFPビジネスの新たな展開に向けていろいろと準備をしています。
その一環の打ち合わせの中で、久しぶりに今の保険商品についての細かいお話をお聞きしてきたのですが、外から見ている情報と、実際の現場の情報には差があることを改めて感じましたね。
昨年の夏以降、新規の個別相談を原則中止し、講演活動とFPスクールを主体としたFP普及活動に注力してきたことで、以前ほど各保険会社の商品知識を追いかけていませんでしたからなおさらです。
自分自身が保険商品を取り扱いできること(=募集人登録をすること)は、多くのメリットがあると同時に、どうしても「完全な中立公正が保てなくなる」という思いがありましたので、今まで意識的に避けてきたわけですが、当然ながら、
FP相談を受けながら保険の具体的なお話ができないデメリットというのも常に感じていました。
というのも、個人の方のご相談の場合8割は保険の相談が絡むからなんです。
生命保険募集人としての登録をしていない私の場合、現在加入している保険内容の説明や、必要な保障がどういたものなのか、保険はどうして考えていけばいいのか、といったお話しかできませんからどうしても話が中途半端に終わってしまい、じゃあ、結局どんな商品がいいのか、についての具体的なお話は、ご紹介する保険を取り扱える方と話をしていただくしかないわけです。
私もその場にできる限り同席するようにはしてきましたが、「相談者」「保険の担当者」「私」の3人がスケジュールを合わせることが難しいこともあり、事実上ここはお任せせざるを得ないケースが多くなります。
それでも、「保険の担当者が十分に信頼できる方」であることと、お客様に対して「基本的な必要保障の形」や「保険を考える際のポイント」はしっかりとお伝えできていることで、よしとしてきたわけです。
一方で、ホントにこれでいいのかな?という思いをずっと持っていたのも事実。
最終的には「完全な中立公正を保つ」ことを最優先事項としていたわけですが、これは本当に相談者のためになっているのだろうか・・という思いですよね。
そうではなくて、自分自身の意地?になってしまっていないかと。
相談業務の進め方として、FP資格を取得するための学習の最初で学ぶ「FPの6ステップ」は
1、顧客との関係確立とその明確化
2、顧客データの収集と目標の明確化
3、顧客のファイナンス状態の分析と評価
4、プランの検討・作成と提示
5、プランの実行援助
6、プランの定期的見直し
となっています。
私のやり方では、このうちの「実行援助」と「定期的な見直し」がどうしても手薄になっていたことが否めないわけです。
だからこそ、中立公正をしっかりと保ちながら、実行援助から定期的な見直しが漏れなくできる仕組みづくりがどうやったら確立できるかを常に模索してきたのですが、その最終的な答えとして、今回、名古屋に本社のある「株式会社家計の総合相談センター」(株式会社FP相談センターから2月25日付で社名変更)との全面的な業務提携に至りました。
昨年12月にライフネット生命の出口社長とご一緒した際に、「いくら地方を活性化しても、東京が元気じゃないと日本は海外から見てもらえない」というニュアンスのお言葉をお聞きしたことも、今回の提携のきっかけです。
「地方に活力を」ということは、もちろん大事なんだけど、中心となる都市が圧倒的な存在感や魅力を持っていないと、そもそも海外の人が日本に興味を持つことがない、というとこでしょうか。
話された意図をしっかりと把握できているかどうか不安ですが、私はそういう風にとらえ、これがFP業界にとても当てはまる話だなと感じたのです。
全国におられる1人1人のFPの活動を見てますと、頑張っている方、結果を出されている方は本当にたくさんおられます。
FPの認知度も、私が資格を取得した15年ほど前と比較すれば格段に上がっています。
にもかかわらず、具体的な業務の中身っていうのは、なかなか伝わっていないようで、未だに多くの方から「FPってどんなことをしてるんですか?」というご質問を受けるわけです。(まあ、こういう質問はいつまでもなくならないでしょうが・・)
これはようするに、「東京」という存在が確立されない中で、活動が地方に分散しているようなものなのかなと。
だから、その地域にいけば頑張っていることはよくわかるんだけど、海外(=FP以外の人々)からそもそも日本という国に目を向ける人が少ない状況のように思えるわけです。
私が進めている「国民総FP化」は、いわば、海外の方に日本の魅力を知ってもらうための情報提供で、自主的に日本の魅力を知った方がどんどん日本に来てくれるんじゃないか、という考えに基づいて行っています。これは今後もとても大事な活動だと思っていますから、FPスクールを中核として力を注いでいきます。
一方で「東京」を作らなければいけないんだ、
ということに目を向け始めたという感じでしょうか。
「不惑(=40歳)」を迎えた今年に、こういったご縁があったことにも何か大きな意味があるんだと勝手に思いますので、その意志に従い、FPの普及とFP実務の定着に向けて思う存分動きます。