みなさんこんにちは。FPの栗本です。
どうもコラムの更新が滞りがちで失礼しております。
ブログの方は毎日更新をしていますので、気が向いた時にお立ち寄りくださると幸いです。
さて、1月の最後の土日を利用して和歌山県の高野山に行ってきました。
これは、数名のFP仲間と一緒に行くもので、今年で3回目となるこの時期の恒例行事です。
まずは、土曜日。
13時なんば発の南海電車の特急「こうや」で終点の極楽橋まで行き、そこからケーブルカーに乗り換えて高野山に。
毎年お世話になっている宿坊(宿泊施設のあるお寺)の天徳院さんには15時前に到着しました。
この時期の高野山はさすがにすごく寒いのですが、今年は格別でしたね。
年末以来、50センチほどの雪が解けることなく残っており、雪がまったくなかった昨年とは別世界でした。気温も低く、寒さが身にしみました。
荷物を部屋に置いてから、まずはお坊さんのお話を拝聴。
高野山は、弘法大師・空海が816年に開かれた真言密教の聖地であり、今年で1195年目になるそうです。
1時間ほどのお話の内容は「縁」と「仏性」について。
人との縁、特に自分自身がこの世に生を受けていることが、どれだけの人の縁によって成り立っているのかというお話は、考えてみたら当たり前のことなんですが、普段改めて意識することがないだけに心に響く言葉が多かったです。
そして仏性。
仏性というのは、仏としての性質のようなもので、そもそも人はみな「仏の心」を持って生まれてきているのだそうです。この仏性は絶対になくならないのだけど、隠れてしまう時がある。
どういう時に隠れてしまうかというと、それは「欲」がどんどん表に出てきてしまった時なんだというお話。
「欲」というのは、無くては困るものなのだけど、求めだすとキリがないものだし、特に人と比べてしまうとこの傾向(=欲を求める傾向)が強くなってしまうのだそうです。
確かにそうですよね。
そして、この欲が大きくなりすぎると、仏性が隠れてしまって「我」が出てしまう。
「人と比べないようにする」というのは、言葉では簡単でもなかなか難しいと思いますが、例えばお参りに行って何か願い事を言うときに、自分のことだけでなく、他人のことも一緒に願ったりお祈りをするだけでも、随分と違うのだそうです。
そして、そのあとは写経をしました。
1時間ほどかけて般若心経を書くのですが、やはり気持ちが落ち着きますね。
夕ご飯は精進料理をいただきました。
少しイメージとは違うかもしれませんが、ボリュームたっぷりなので、かなり満腹になりました・・。
ちなみに、お酒のことは「般若湯(はんにゃとう)」と呼ぶそうで、お寺にいるから飲んではいけない、というわけでなく、心が乱れない程度なら飲んでも構わないそうなんですよ。だからお食事時には普通にビールをいただいておりました(笑)。
食事後は、7名のメンバー全員が部屋に集まって団欒。
仕事の話などもしていましたが、まあ基本的には普通の飲み会の会話って感じでしょうか。
その後、私は一足先に自分の部屋に戻り、自分を見つめ直す時間をとりました。
周りの静寂さが日常とは随分違いますから、自分に没頭することができますし、こういう時間って、普段はなかなかとることができませんから貴重だと思います。
そして日曜日。
朝は7時から本堂でおつとめをし、精進料理の朝食をとったあと、天徳院のお坊さんに案内をしていただき「奥の院」を散策してきました。
「奥の院」は、空海が「入定(にゅうじょう)された場所で、今も生きて瞑想されていると言われています。実際、今も毎日朝昼晩の三食をちゃんと用意されているそうです。
奥の院に至る2キロほどの道の両脇には、10万とも20万ともいわれる墓石群があり、中には織田信長や豊臣秀吉、明智光秀なども祀られていました。高野山は、山全体がパワースポットと言われるそうですが、その中でも奥の院は格別の場所とのこと。
雪に包まれた静寂の中だったこともあり、気持ちが安らぎました。
途中にあった温度計では、気温がマイナス7℃をさしており、身体が芯から冷えましたが・・。
その後宿坊に戻り、メンバーのFPが研究されている食と遺伝子に関するお話を聞きながら、お昼ご飯のおにぎりを自分で握っていただきました。
そんなわけで二日間の合宿は終了。
雪がひどくなったら困るということで、13時前には出発し、16時半ごろには自宅に戻りました。
こういう時間をとることで気づくのは、誰にでも「このままではいけないな・・」と感じていることが少なからずあり、でも、仕事や日常生活に追われている中で、そのことと意識して向き合う時間がないため、いつの間にか「理想と現実のギャップ」によるストレスが溜まっているんじゃないかなってことです。
身体にとって、適度な運動が大切なように、心にとっても、適度なリフレッシュが必要なんだと改めて思った次第です。
最近、自分を見つめる時間を取る事ができてますでしょうか?