変額年金に撤退、縮小の動き
みなさんこんにちは。FPの栗本です。
日経平均株価が、終値ベースでバブル後の最安値を更新しました。
本日(3月10日)の終値は7,054円98銭となってます。
昨年10月の取引時間中に一時6,000円台をつけた時は、パニック的な売りとなってたので、いろんな意味で盛り上がりが感じられたのですが、今年に入ってからは、力なくズルズルと下げる日が多く、なんだか「気がつけば7,000円を割り込みそうになっている・・」って感覚です。
年度末に向けて、PKO(Price Keeping Operation=政府や日銀による株価を維持する対策)が行われているなんていう話もありますが、一時的な上昇はあったとしても、なかなか厳しい状況が続きそうな気配ですね。
変額年金の撤退が広がる
そんな中、ここ数年で随分と販売されてきた「変額年金保険」に撤退や縮小の動きが広がっているようです。
2009年3月9日付けの日本経済新聞の紙面によりますと、
三井生命が新規販売を全面休止するのをはじめ、
三井住友海上メットライフやクレディ・アグリコル、アリアンツの各社が一部商品の販売休止、
アイエヌジーは運用資産の株式比率を引き下げを実施するようです。
特に、最近の主流になっていた「年金受取額の最低保証」がつけられている商品は、当初から保険会社の負担の大きさを指摘する声がありましたが、その心配が現実になってきたという面があります。
投資の基本は「リスクに見合ったリターン」ですから、
「リスクがなくてリターンを得る」ことを求めると、
どこかに歪が出るのは当然なんですけどね・・。
「減るのは嫌だな・・」と考えるのであれば、変額年金なんて、もってのほか。
保険には「保障」という、他の金融商品にない機能がある分、当然のようにコストも多くかかるものですから、そのあたりをしっかりと意識して、自分にとっての必要性を改めて考えるようにして下さい。
なお、これらの商品は、中途解約に関して結構な額の手数料を取るケースが多いので、既に契約をしている方は、慌てて解約しないってことも大事ですよ。
調子のいいときには、こういった基本的なことが忘れられがちなのでご注意くださいませ。
ちなみに、社団法人生命保険協会の統計によりますと、08年4月〜12月の変額個人年金保険契約の前年比は、件数で85.3%、金額では83.1%にまで落ち込んでいます。
将来の受取額が確定している定額年金保険の前年比は、件数で109.3%、金額で104.5%となっていますから、いかに変額年金が敬遠されだしているかがわかりますよね。
どこまでいっても「自己責任」
変額年金や投資信託の件は、売り手側の姿勢の問題が大きいことは否めないですが、
やはり最後は、自分自身が「正しい知識」と「正しい情報」を持ち、「正しく判断」できるようにしておくことが重要です。
販売サイドからの情報だけに頼ることはやめるようにしましょう。
どこまでいっても「自己責任」であることをお忘れなきよう。
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