50年返済の住宅ローン
みなさんこんにちは。FPの栗本です。
春からの世界的な株高傾向が続いています。
5月1ヶ月間だけをみても、日経平均株価が7.86%上昇しましたし、
新興市場のマザーズ株価指数にいたっては14.37%と大幅な上昇。
また、ロシア(RTS指数)の30.58%、インド(センセックス30指数)の28.26%をはじめ、
新興国では10%以上の上昇が相次いでますし、先進国でも軒並み3%〜5%の上昇となっています。
「株価の上昇」が話題になるとき、「私は株を買ってないから関係ない」という方も多いようですが、
株価は「経済の先行指標」ですから、単に「株が上がった」という現象だけを
表すのではなく、
先行きの景気が上向きになる可能性を示唆していることであり、
生活における様々な面に影響を及ぼす可能性があります。
それは、「雇用の安定」かもしれませんし「物価の上昇」や「金利の上昇」かもしれません。
いずれにしても大事なのは「経済はあらゆる面でつながっている」ということで、
直接は関係ないと思われることでも、「その背景」や「他に及ぼす影響」というものを意識するようにしたいものです。
50年返済の住宅ローン
さて、そんな環境の中、住宅ローンの分野で大きな変化がありました。
住宅金融支援機構が6月4日から受付を開始した「フラット50」という商品です。
一言でいうと「返済期間を最長50年に設定できる住宅ローン」。
同じ借り入れ金額であれば、
返済期間が長いほど「1回あたりの返済額」が少なくなる反面、「返済総額」は多くなります。
例えば、2500万円を金利3.0%で借り入れたとしましょう。
ボーナス払い無しの毎月均等払い、元利金等返済でローンを組んだとすると、
35年返済では、毎月の返済額96,212円で、35年間の総返済額は40,409,090円。
これを50年返済にすると、毎月返済額は80,494円と少なくなりますが、
総返済額は48,296,225円と、約788万円も多くなります。
「50年返済のローン」という商品の是非は別としても、
将来のライフプランを考えた際に、「貯められるべきお金」が少なくなってしまうのは明らかです。
ちなみにこの商品、80歳までに完済することが条件になってますから、
50年返済を組むためには30歳までにローンを利用しなくてはいけません。
20代だから将来設計が固まっていないとは一概にいえないので、
「やめときなさい!」と言うつもりはありませんが、
やはり「50年に及ぶローンに縛られる」という事態は、あまり健全とは言えませんよね。
この手の「超長期ローン」は、以前からも「親子リレー返済」などで存在しましたが、
「そこまでしなければ買えない」物件であれば、
「今の自分にはまだ早い」と考えるべきじゃないでしょうか。
<参考サイト>
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