ねんきん定期便
みなさんこんにちは。FPの栗本です。
先日、私の手元に「ねんきん定期便」が届きました。
社会保険庁が2009年4月から、全年金加入者に送付している書類で、
原則として「誕生月」に送られてくることになっています。
私の誕生日は7月1日なんですが、法律上「歳を取るのは誕生日の前日」ということになってますので、
6月に届いたというわけです。
さて、この定期便の内容ですが、
- これまでの「年金加入履歴」
- これまでの標準報酬月額と保険料納付額の状況
- 国民年金保険料の納付状況
などが記載されており、「これまでの加入履歴に応じた年金の受取額」が記されております。
昨年までに送られていた「ねんきん特別便」は、
自分自身の年金記録に漏れや間違いがないかを確認することが目的でしたが、
この「ねんきん定期便」は「自分自身が受け取れる年金額」を具体的に見ることができるところに大きな意味があるわけです。
プライバシーの問題がありますので、基礎年金だけに限らせていただきますが、
私の場合「これまでの加入実績に応じた老齢基礎年金額」は年額で351,500円と記載されてました。
つまり、
「今まで保険料を払ってきたことで、65歳から年額35万円の基礎年金を受け取ることができますよ」
というわけですね。
国民年金(=基礎年金)の受取額は、満額(最高受取額)で792,100円となっています。
(平成21年現在の数値。満額の金額は物価等に応じて変わります。)
この金額を受け取るためには、
20歳から60歳までの40年間(=480ヶ月)保険料を一度も滞納することなく支払っておかなければいけません。
私の場合、来月で38歳になりますから、
ざっくりいって今までに18年間(216ヶ月)保険料を納めていることになるんですが、
独立する際に3ヶ月間の空白がありましたので、実際に納めたのは213ヶ月と記録されています。
「これまでで、480ヶ月のうち213か月分を支払っている」ということですね。
その結果「792,100円×213/480」となり、351,494円という数字が出てくるわけです。
(年金額は100円単位なので、10円の位を四捨五入します)
お給料などから厚生年金保険料を天引きされている方は、
ここに「働いた期間や報酬額に応じた厚生年金」が加えられます。
国民年金は「25年以上保険料を支払わないと受け取れない」という原則がありますから、
私の場合はあと約7年間は保険料を払わないと、この「351,500円」という年金ももらえないんですけどね。
公的な年金制度は、FPの勉強の中でも「ややこしい」という方が多い分野で、
なかなか正確な内容をつかむのが難しいのですが、
ねんきん定期便をみることで、
「今までどれだけ払ってきた結果、自分はこれだけの年金を確保している」
という具体的な数字がわかりますので、
「ええ〜っ!こんなに少ないの?」
と感じたり、
「あら、以外とあるじゃん」
と感じたり、
色々な感想を持つと思うんですよね。
郵送代や事務経費の負担を考えると、なんて無駄なことを・・というご意見があるのはよくわかりますが、
ねんきん定期便を受け取ることで、自分自身の将来の生活を考えるきっかけとなれば、
それだけでも意味はあるんじゃないかと思います。
多くの方が受け取るのは、まだこれからですが、「よくわからんから見なかった」
ということがないように、手元に届いたらちゃんと中身を確認しましょう。
ちなみに「ねんきん特別便」の時は、間違いがあってもなくても返送する必要がありましたが、
今回の「ねんきん定期便」は間違いなどがなければ返送する必要はありません。
ただし「ねんきん特別便」の回答を返送していない人には、
「年金加入記録回答票」なるものが同封されているそうなので、
それは必ず返送してください。
また「ねんきん特別便」で間違いや記録漏れが発覚し、その旨を照会中の場合、
まだその結果が反映されていないようです。
いずれにしても、自分自身のことは自分でしっかり把握しておきましょう。
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